
今回は、短編アニメ映画、「ルックバック」をご紹介します!日本アカデミー賞でも 最優秀アニメーション作品賞を受賞して、話題になったのを覚えている方もいるのではないでしょうか?2人の少女が夢に向かってひたむきに進む姿に胸が熱くなると思います。是非最後までご覧ください!
「ルックバック」の視聴レビュー
私のレビュー
2人の少女が葛藤しながらも、前に進んでいく姿はとても胸が熱くなりました。
京本は人と関わるのが怖くて不登校になってしまい、家でやる事がなくて絵を描き始めます。 人との繋がり、関りを絶っていた京本が、藤野に出会ってから外に一歩出る勇気をもらいます。
藤野のアシスタントとして外とつながりを持ち始めた京本ですが、「もっと絵がうまくなりたい」と美術大学への進学を決めます。この決断は藤野と京本の進む道を分かれさせました。
藤野にとっても、京本の存在はとても大きかったはずです。自信過剰状態だった時、京本の描く漫画にどれだけの刺激をうけたのか?自分との実力の差に絶望に近いショックを受けたはず…でも、藤野にとっては嬉しいショックだったとも思います。
一つの事にあれだけ情熱を注いで取り組むことできるのは、とてもうらやましくもありました。息子のてんちゃんがもう少し大きくなった時、一緒に観たいです。その時、彼に藤野と京本の様な友達がいたらいいな。藤野と京本の様に本気で打ち込める何かを見つけられていたらいいな。
私もそうなんですけど、周りが見えなくなるほど打ち込める何かを見つけられなかった人もいると思うんですよね。
本当は「私にはこれしかない!」という何かを見つけたかったけど、できなかった人にとっては、二人の姿はちょっとまぶしすぎるところもあると思います。
でも、純粋に素敵だな、と思える気持ちは大切にしたいですね。
ラスト意味不明???
京本が犠牲になった事件の後…自らのせいで京本が犠牲になったのではないか、という思いに駆られた藤野が京本の部屋の前で打ちひしがれてしまいます。
絶望状態の藤野の前に、自分が不登校の京本を外の世界に誘わなかった別の世界が現れます。
私も一瞬?と思いましたが…おそらく藤野の妄想なんだと思います。
そこには、藤野と出会い大好きな漫画を大好きな人と一緒に描く事で喜びに溢れていた京本の姿がありました。
現在のストーリーと空想のようなストーリーが描かれた為、ラストは結局どうなったの?と感じた方がいたのかもしれませんね。
京本にとって、無念さはあると思いますが、藤野と出会い一緒に漫画を作ってこれた日々は京本にとっ後悔悔は少しもなかったのではないでしょうか?
藤野は自分を責めてしまいますが、漫画と全力で向き合ってきた京本の姿にこれからも漫画を描いていく決意をします。
映画のストーリーとしては、藤野と京本という二人の夢に向かう姿が中心にあると思いますが、藤野の成長映画として観ると納得できるかもしれないですね。
声優さんの感想
まず、藤本の声優をされたのが、私の大好きな河合優実さん!
河合優実さんが声を担当されていると知っていても、視聴しながら忘れる位に声が全面に出ることなく、素敵でした。(たまに、声に特徴がありすぎる方が声優をされると、その方の顔がちらついてしまい、話が入ってこない!という事がありませんか…?私はできればプロの声優さんに吹き替えをやってもらいたい派なもので…)
次は京本の声優は吉田美月喜さんという方です。
私はこの方の作品を初めて見たのですが…とても良かったです!
声も、話し方も京本のイメージにぴったりでした。
人と話すのが苦手で、恥ずかしがりやで、でも大ファンの藤野に想いを伝える所は息遣いもリアルで、とても気持ちが伝わってきました。
お二人ともプロの声優ではなく、女優さんですがこの二人になら他の作品でも声優を引き受けてもらいたいなと思います!
ネット上のレビューは?
またルックバック見て号泣した
海賊王にも忍者にもなれないしかめはめ波も打てない我々には共感しかない圧倒的リアリティ
「あの頃の時間、あの頃の場所」への懐かしさと憧憬
絵がきれい(すき)
身も心も洗い流されていくような音楽
そこにゆっくり時間使うんだねという「間」(ここ特にすき)— ぴこたろ (@ZOD6bxTFq0pvedX) March 23, 2025
劇中の曲がピッタリでしたね。サントラ欲しくなりました。
映画ログ
今更ながら日本アカデミー賞をとったルックバック
“ながら”で見始めたけどいつの間にか手を止めて見入ってた
空間を生かした構図、生き生きとしたカメラワークや色使いとかが最高でストーリーを脇に置いて映画らしい画を楽しめる映画
そして作画がまるで漫画が動いてるようでドストライク! pic.twitter.com/FnbOq5up3t— UshiCro (@UshiCro) March 24, 2025
最初、ちょっと独特な絵だなと思いましたが、漫画原作らしさがある気がしますね!
ルックバック、先日やっと見たけどほんとに良かった…定期的に見て噛みしめたい映画だった
優実ちゃんの声、普段と全く違ってて最初どの役か分からなかった程でさすがだなぁと
違和感なく声優さんでした— はるか🍀 (@hira_kiyo_) March 17, 2025
本当にお上手です。最初、どの役?と分からない感じでした。特に、感情をぶつけるシーンが良かったです。
まえルックバックみたけどよく分からなかった、むずかしかった、髪もじゃもじゃの子がすげー可愛いってことだけわかった
— おさき枕 ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ (@machibalil) March 23, 2025
解釈が少し難しい所はありますよね。髪もじゃもじゃは京本でしょうか?愛らしかったですね。
「ルックバック」について
原作 藤本タツキ「ルックバック」
監督・脚本・キャラクターデザイン 押山清高
上映時間 58分
日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞受賞
あらすじ
小学4年生の藤野は学年新聞で4コマ漫画を描いている。クラスメイトからは絶賛され、自分の画力に自信を持っている。そんなある日、隣のクラスの不登校の京本の書いた漫画が学年新聞に初めて掲載される。京本の画力の高さに驚いた藤野は、ひたすら毎日漫画を描き続ける。描いても描いても埋まらない京本との差に打ちひしがれ漫画を描くのをやめてしまう。
小学校の卒業証書を教師に頼まれた藤野は、初めて京本に対面し「ずっとファンだった」と告げられる。
それから二人で一緒に漫画を描き始めて…
キャスト
藤野/河合優実
京本/吉田美月喜
まとめ
いかがでしたか?
漫画を通じて成長していく二人の姿、応援したくなると思います。
自分でもどうにもできない事への不安やジレンマ、そこを乗り越えて前に進んでいく事の難しさ等… たくさんのメッセージを受け取りました。
一時間で視聴可能な素敵な青春映画、是非ご覧ください!