ぽこママぽこママ

今回は日本アカデミー賞の受賞も記憶に新しい、「碁盤切り」をご紹介します。


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視聴評価は?

私のレビュー

ずっと見たいと思っていたので、アマゾンプライムビデオで配信開始されてとても嬉しかったです!

ちょっと残念だったのは、囲碁の知識が全くないので囲碁のシーンは見ていても全然分からなかった事です…

囲碁に通じている人だったら、物語展開だけじゃなくて囲碁の対決シーンでも緊迫感を感じながら楽しめたのかなと思います。囲碁をする人は是非碁の対決に注目してくださいね!

 

格之進が柴田兵庫(齋藤工)に仇討ちに挑みますが…囲碁クラブ?の主人の長兵衛(市村正親)が不憫でちょっと笑っちゃいました。

最初は「碁で勝負だ!首をかける!」と静の勝負で始まったのに、突如柴田が碁の手を止めて切りかかり、急な斬り合い合戦開始!

思わず え⁈ と言ってしまいました(笑)

囲碁のクラブって日々静かな対決が行われる平和なイメージですが、斬り合いの血の海でまるで地獄絵図。

それでも全く動じない長兵衛だったので、もしかして斬り合いには慣れている訳アリの過去があるのかもしれないですね?

草彅剛

まず、草彅剛の演技がすごい‼

時代劇のイメージが全くなかったので、以前さすらいの侍の様なイメージ画像を見て、どんな感じかな?と思っていて…

何か圧倒されちゃいました。

侍としての誇りと、愛する妻と娘の為に命をかけて挑んでいく姿…視聴しているこちらも熱くなりますね。

前半は、わけありの武士が娘と二人で家賃も払えない程の生活。今でいう日雇いの仕事で食いつないでいるような感じでしょうか?

賭け事に負けた父をけなげな娘がかばい、娘のあきれたような顔と父の申し訳ないって顔に観ていてほっこりしました。

萬屋源兵衛と意気投合して碁を打ちあう生活は、わけあり格之進にとってどれだけ安らぎの時間だったのでしょうか?この時点では語られていない格之進の過去の凄まじさと、ほのぼのとした時間のギャップが大きくて少しでも心安らぐ時間であった事を望まずにはいられません。

後半は妻の最期と冤罪事件の真相を知り、怒りに燃える格之進ですが、その表情からものすごい怒りのエネルギーが出ていて視聴者も圧倒されると思います。

草彅剛はすごい役者だ!

格之進が抱いた怒りたるや、想像の範疇を超えていますがいかほどであったのか、視聴者も感じてしまうほどの演技でした。

清野果耶

清野果耶演じるお絹は、本当に素敵な大和なでしこでした!

清楚で凛としていて、たくましくて、機転がきいて、たくましくて。

こんなにできた娘がどうしたら育つのか?格之進に子育て観を聞きたくなってしまう程でした(笑)

清野果耶さんのイメージが、お絹と結構重なる部分があるように思えますが、どうでしょうか。

他の方が演じていたら、もっとわざとらしい感じになっていたかもしれませんよね。

自らが犠牲になっても果たしたい目的の為なら手段は選ばない感じや、絶対に揺らがない信念の様なものが画面からひしひしと感じました。

日本アカデミー賞優秀助演女優賞ですが、数年後には主演女優賞の舞台に上がる姿が目に浮かびます!

小泉今日子

格之進が囲碁を教える遊郭の女将を演じた小泉今日子さん。

お絹に着付けをして帯もプレゼントしてあげている優しい表情から一変して、足抜けした遊女に対して鋭い眼光で叱責する様子はとても貫禄があってかっこ良かったです。

お絹も、自分には優しく接してくれるお庚のいわば本当の姿を見せつけられた形でも、自らの運命をお庚に託す決断をしたのは小泉今日子さんのカリスマ性がお庚にも現れていたのかなと感じます。

約束事には厳しそうなイメージだったので、最後お絹ちゃんどうなっちゃうのかなとハラハラしましたが、最後まで、格之進・お絹親子に優しいお庚さん。さすがです。

とってもかっこよかったです‼

ラストの意味は?

ラストは格之進がお絹の結婚式から一人抜け出し、旅立つ姿でした。

仇討ちを果たした格之進は、自らの冤罪の原因となった掛け軸を藩に返さず手に入れます。

それを売って藩の仲間を助けに行くのでしょう。

「一度言い出したら聞かない」格之進だからこそ、一人で旅立ったのかもしれないですね。

ネット上の評価は?

 

武士道のゆるぎない感じがかっこ良かったですね!

草彅剛は役者としてすばらしいですね。表情がもはや演技に見えない!

顔からにじみ出る気迫がすごかったです。

ほのぼの碁と殺気の碁の対比がすごいです。

「基盤切り」について

映画賞受賞

・第67回ブルーリボン賞 小泉今日子 助演女優賞受賞

・第48回日本アカデミー賞 草彅剛 優秀主演男優賞受賞

清野果耶 優秀助演助演賞受賞

・第3回 京都映画賞 作品賞受賞

あらすじ

浪人の柳田格之進は身に覚えのない罪を着せられ、妻を喪ながら(うしないながら)、娘と二人でつつましく暮らしていた。

キャスト

柳田格之進/草彅剛

お絹/清野果耶

萬屋源兵衛/國村隼

弥吉/中川大志

梶木左門/奥野瑛太

徳次郎/音尾琢真

長兵衛/市村正親

柴田兵庫/齋藤工

庚/小泉今日子

まとめ

いかがでしたか?

親子の愛と覚悟の復讐劇。是非見届けて下さいね!

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