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今回は蒼井優さん主演、「百万円と苦虫女」をご紹介します。100万円を貯めたら新しい土地で新しい生活をし、行く先々で魅力的な人と出会いを通じて成長していく姿が描かれます。蒼井優さんの魅力が堪能できる作品となっています!

「百万円と苦虫女」視聴レビューは?

私のレビュー

最初、あまり期待しないで見始めたのですが…すごく面白かったです!こんな感じのロードムービー系、結構好きでした。

以前は、アクション映画とかファンタジー映画とかが大好きで、邦画、特にロードムービー系は退屈そうであまり見なかったんですけど…子供を産んでから映画の好みが変わったのかもしれません。(笑)

すごく見ていて心地よくて、蒼井優さんの透明感に吸い込まれそうでした。

鈴子みたいな生活したい?

自分の事を誰も知らない場所で生活したいと、100万円を貯めたら引っ越しをして知らない街で生活をし、また100万円貯めたら次の町へ向かう鈴子。

すごい行動力ですよね。実家に居づらくなり「100万円を貯めたら出ていきます」と宣言。普通の人は、実家を出ていくとしたら生活近辺で一人暮らしをすると思うんです。

でも鈴子は違います!

自分の意思とは別に前科が付いてしまった事で、自己肯定感も下がりまくって、近所のおばさま達からも「鈴子ちゃんはおとなしいけど、ああいう子は何をするか分からない」等と陰口を言われても淡々とお金を稼ぎ続ける意思の強さ!

行動力と思い切りのある鈴子だけど、どこか人と壁を作り表面的にしか付き合いを持たない、鈴子はそんな自分の事を「逃げている」と表現していたけど、ただ逃げるだけの人じゃないから行く先々で出会う人達は鈴子に惹かれるのかなと思います。

自分は前科者というレッテルを張っているから、人と関わるのが怖いと感じているけど、それも鈴子の魅力の一つになってしまってるのがすごいですね。

仕事とか家庭とか何も気にしなくていいのなら、ちょっとやってみたい気がするけど…実際にやるとなると…1カ月位の短期間だったら100万円生活チャレンジしてみたいかもです。

気まづいシーン

友達とルームシェアしようという話になり、不動産に通いやっと気に入った部屋が決まり、喜んでいると…ルームシェアの愛ての彼氏の武も一緒に住むと連絡があり…

ありえないですよね⁈しかも、引っ越し当日、なかなか現れない友達を待っていると、一言「来ないよ。別れたから」と。ありえなすぎる。しかも武は振られてテンション下がって八つ当たりしてくるし。信じられない!

拾ってきた子猫を捨てられ、腹を立て武の荷物を捨てた鈴子。なんとその捨てた荷物の中に「100万円」があったといい、器物損害罪に問われてしまうという悲劇…

 

山で桃狩りの住み込みアルバイトの仕事を始めた鈴子。桃農家の息子(ピエール瀧演じるいい年のおじさん)が何かと鈴子に絡んでくる、その絡み方が超気まずい!

農家の仕事は朝早いのに、初日寝坊した鈴子を枕元に近寄り起こしたり、入浴中の鈴子のドアの近くまで来て「分からない事は何でも聞いて下さい」って…怖すぎる!

農家のお母さんはいい人だったから、変な事はしないと思うけど…「やっぱり辞めます」となっても仕方なさそうな程の恐怖を感じました。

最後は鈴子を守る為の発言をしてくれていたから、悪い人ではなかったのですが(笑)

サーファーのユウキ

鈴子が最初に向かった先の海の家で出会ったサーファー、ユウキ。鈴子に興味を持ち、何かと話しかけてくるのがちょっと可愛い(笑)

鈴子の歓迎パーティを開いてあげて、告白もしたのにさらっとあしらわれ…知らないうちに鈴子は100万円が貯まったので海の家をやめてて、サクッと次の町へ向かっていてめっちゃへこんでてかわいそう…

また再会するのかと思っていたら、もう出てこなくてちょっとびっくりです。鈴子がもう少し心を開いていたら違う展開になってそうじゃないですか?結構いい人そうだったのにな。

ホームセンタ―の亮平

次の町のホームセンターで働き始め、同じ職場の亮平と付き合い始めた鈴子。自分の前科の事も受け入れてもらい幸せな時間を過ごしていたのに…

段々雲行きが怪しくなって…ちょっとづつお金を貸して欲しいと言ってくる回数が増えてきて「100万円を貯めていると知っているから?お金目当てで本当は私の事好きではないの?」と鈴子は不安を募らせ別れを決意し、次の町へ。

最低な男に引っかかっちゃったなとイライラしていたら…実は、鈴子にずっとここにいて欲しくてわざとお金が貯まらないようにお金を借りていた事が分かり…(これは鈴子は知らない事実…!)

やっぱり諦められないと鈴子を追うけど、すれ違いで結局会えずに終わってしまいました。

何か…想い合っていても勘違いだったり、ちゃんと気持ちを伝えていない事で取りかえしのつかないすれ違いになっっちゃうんだなとしみじみ

大切な事はちゃんと言葉で伝えないとだめですね!

拓也が気になる!

小学6年生の鈴子の弟の拓也は、学校でいじめられています…あの3人組本当陰険でムカつく~!6年生にもなると、頭いいから大人の目に届かない所。

で嫌がらせをするから達が悪いですよね。先生や親の目にはいい生徒やいい子供として見えていたとしたら怖すぎです。

先生も何で気が付かない?それともめんどくさくてわざと気が付かないふり?

1度怪我をした拓也に「いじめられてるの?」と聞いていたけど、拓也が首を横に振るのでそれで終わり。そのままにしたらダメでしょ!江口のり子さん、しっかりして!と喝を入れたい。

私立中受験をやめて、いじめっ子と同じ公立中に進学を決めた拓也。拓也は鈴子に影響を受けて、いじめっ子から逃げず向き合う決意をして、とってもかっこよかったですね。

多分友達も少なく、親にも相談できないけど鈴子にだけは手紙で気持ちを打ち明けられて、拓也は救われていたんだなと思うと同時に、鈴子もまた拓也の存在が支えになっていたんだろうなと思います。

ネット上のレビューは?

出会いと別れの裏側を想像すると、ドラマができそうですよね。

鈴子の行動力見習いたいです!こんなかっこいい逃げ方ないですよね!

鈴子と拓也はいい兄弟でしたね。

「百万円と苦虫女」について

あらすじ

21歳の佐藤鈴子は就職に失敗し、短大を卒業後はレストランでアルバイトをしている。実家にも居場所がなく、居心地の悪さを感じていた中、バイト仲間のリコにルームシェアを持ちかけられる。実はリコの彼氏のタケシと3人でルームシェアだと言われ、引っ越し当日タケシと別れたリコは現れず、武と共同生活をすることになる。

鈴子が拾ってきた子猫を勝手に捨てた武に腹を立てた鈴子は、武の荷物を捨ててしまう。荷物の中に100万円があったと主張する武に警察に通報され、刑務所に拘留されてしまう。

家族にも迷惑がかかると思い、100万円貯まったら家を出ていくと宣言する。

キャスト

佐藤鈴子/蒼井優

中島亮平/森山未来

ユウキ/竹財輝之助

藤井春夫/ピエール瀧

佐藤卓也/齋藤隆成

白石/笹野高史